休診日
木・日・祝
※木曜日午前中は不定期で診療いたします
歯周病と聞くと「高齢者の方がかかる病気」というイメージがあるかもしれません。しかし実際は20代の方にも症状が現れることもあり、日本の成人の約8割が歯周病予備軍またはすでに発症しているといわれるほど蔓延(まんえん)しています。
初期段階では自覚症状が現れないので、まさか自分が歯周病であることに気づいていない人も多いかもしれません。しかし、治療しなければ進行する一方です。歯ぐきの腫れや歯ぐきからの出血、強い口臭、歯のぐらつきなどは歯周病が疑われますので、気づいたときにはできるだけ早く佐賀市兵庫町の歯医者「こうすけ歯科医院」にご相談ください。
初期段階の歯周病の治療や予防の基本はプラーク(歯垢)や歯石の除去です。そのために患者様一人ひとりに合わせたブラッシング指導や歯のクリーニングやスケーリング・ルートプレーニング、さらには外科処置をおこないます。
当院が得意とする歯周内科治療は、「位相差顕微鏡」と「DNA検査」を用い、歯周病の原因菌を見つけだして、内服薬や歯みがき剤で歯周病を治療する方法です。そして判明した原因菌に対応する薬で原因菌を減少させていきます。お口の中から採取したプラークを「位相差顕微鏡」で見ると、実際に細菌を観察できるので、ご自身のお口の状態をより把握していただきやすいと思います。治療前後で細菌数の変化を確認できるので、治療効果を実感できることでしょう。
歯周内科治療 | 歯周外科治療 | |
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痛み | 痛みがほとんどありません | 治療中、治療後に痛みをともなうことがあります |
治療期間 | 数日で効果を実感できます | 半年から1年におよぶ長い治療期間がかかります |
治療効果 | お口の中の細菌に対して的確な薬剤を使用するので治療効果を得やすく、患者様への負担が少なくて済みます | ご自宅でのブラッシングを丁寧におこなわないと治療効果が現れないことがあります |
※全ての方が歯周病内科で治るとは限りません。場合によっては外科手術が必要になることもあります。
歯周病はごく初期段階では自覚症状が現れないのでいつの間にか進行していることがほとんどです。次に挙げる症状がありましたら、チェックしてみてください。もしかしたらすでに歯周病が進行しているかもしれません。
歯周内科治療が終了しても、もう歯周病にはかからないとはいいきれません。歯周病の再発を防ぐためにはできるだけお口の健康を保つことが大切です。毎日のブラッシングなどによるセルフケアに加え、定期的なメンテナンスを受けましょう。
歯周病を悪化させると、最悪の場合は歯を失うことにもつながりますが、悪影響はお口の中だけにとどまりません。歯周病は、糖尿病や心疾患などの重篤な全身疾患を引き起こす可能性があるといわれており、とくに妊婦さんが歯周病を悪化させると早産や低体重児出産のリスクが高まりますので注意が必要です。お口の中の病気だと油断せず、できるだけ早く治療しましょう。