休診日
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※木曜日午前中は不定期で診療いたします
歯科医療に携わる者として、「年齢を重ねても自分の歯でおいしく食べて、楽しく話し、思いっきり笑っていただきたい」と私たちは思っています。そこで、お口の健康を末長く保つために大切なのは、20歳くらいまでの過ごし方です。
0歳~20歳まで、さらにいえばお母様のお腹の中にいるマイナス1歳から歯の健康を考えてお口のトラブル予防を心がけることをおすすめします。佐賀市兵庫町の歯医者「こうすけ歯科医院」は子どものための小児歯科や妊婦歯科検診によるマタニティ歯科に対応しますのでお気軽にご相談ください。
「小児歯科」では乳歯や永久歯との生え替わりの時期、そして永久歯に生えそろったころまでのお口の健康をサポートします。将来的に虫歯になりにくくするのに大切な時期があります。それが0歳から3歳までです。赤ちゃんのお口の中には虫歯の原因菌は存在しませんが、生活するうちにまわりの大人の唾液を介して感染します。この時期をある程度遅らせると虫歯のリスクを抑えられるのです。また3歳までの間は糖分の多い甘い物を控えることをおすすめします。それは、甘い物の味を覚えて好きになってしまうと、これからの人生、甘い物をたくさん食べるようになり虫歯のリスクを高めてしまうからです。
乳歯は永久歯にくらべて虫歯になりやすく、いったん虫歯の汚染が始まると進行が早いという特徴があります。やがて永久歯に生え替わりますが、乳歯の段階で虫歯にかかっていると永久歯も虫歯菌が存在する口腔環境に生えてくることになり、正しい位置に生えなかったりするリスクが高まってしまいます。そのためたとえ将来生え替わる乳歯であっても、これから一生大切にしなければならない永久歯の健康のためにしっかり守らなければならないのです。
また子どもはつねに成長期です。歯の生え替わりや歯列の変化、骨格の成長など身体的変化も精神的変化も大きい時期ですので、親御さんはしっかり見守ること、お子様には口腔ケアの習慣を身につけてもらうことをおすすめします。歯の健康は一生の宝物です。
虫歯予防の基本は毎日のブラッシングによるセルフケアです。汚れをお口の中に残さないことが大切ですので、飲食後のブラッシングや「口ゆすぎ」を習慣にしましょう。また就寝中はお口の自浄作用のはたらきがある唾液の分泌量は少なくなりますので、眠る前にその日の汚れを丁寧に、しっかりと落とすことが大切です。お子様が小学校中学年あたりまでは、親御様が仕上げみがきをしてあげましょう。
フッ素には歯の再石灰化を促し、細菌の活性化を防ぐはたらきがあります。そのため定期的な歯面へのフッ素塗布が虫歯予防に有効です。とくに生えたての乳歯や永久歯のフッ素塗布をおすすめします。
生えたばかりの奥歯の溝は複雑な形状なので汚れが溜まりやすく、虫歯ができやすい部位です。この溝をあらかじめレジン(歯科用プラスチック)で埋めて虫歯を予防します。
お子様のお口の状態や成長段階に合わせて、口腔ケアのプロフェッショナルの歯科衛生士がブラッシングの方法を指導します。親御様の仕上げみがきのコツもお伝えしますので、就寝前のひとときを楽しいスキンシップの時間にして、口腔ケアをおこなってください。
噛み合わせが悪いとしっかり食べ物を噛めないので、大きいまま飲み込んでしまうこともあります。栄養補給が不十分になりやすく、消化にも悪いのでお口まわりだけでなく全身の健全な発育に悪影響を与える可能性があります。定期検診で噛み合わせのバランスを整え、健やかな成長につなげます。
乳歯は2歳くらいから生え始めますが、赤ちゃんの歯の芽(歯胚)の形成はお母様のお腹の中にいるときにつくられます。妊婦さんのお口の健康維持はもちろん、お子様の健康のためにも妊娠歯科検診を受けることをおすすめします。当院ではマタニティ歯科にも対応しますので、お気軽にご相談ください。
妊娠すると「つわり」のせいで嘔吐反射が起こったり、食の好みが変わって食べ物を規則正しく食べられなかったりして、口腔内環境が乱れがち。このことが原因で妊婦さんはお口の中が虫歯や歯周病にかかりやすくなります。また、妊娠前とはホルモンバランスも変化し、歯ぐきの腫れを起こしやすくなるのです。
妊娠初期は切迫流産の可能性があり、妊娠晩期はいつ陣痛が起こってもおかしくないので、この時期は急を要する場合以外は歯科医院への通院はおすすめできませんが、妊娠中期(妊娠安定期)はほとんどの診療が可能です。この時期に歯科検診を受けましょう。そしてお口の中をチェックや歯のクリーニングを受けて虫歯や歯周病の予防につなげてください。