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こんにちは。こうすけ歯科医院の古川です。
社団法人の東京都歯科医師会が2011年発行した東京都歯科医師会雑誌8月号の中で、人口放射線量と自然放射線量を比較したグラフが載っていました。
それによると人口放射線の部門で肺がん治療/週間(治療部位のみの線量)60シーベルト、放射線作業従事者の年間線量限度50ミリシーベルト、一般公衆の年間線量限度1ミリシーベルト、医科用CT検査/回6.9ミリシーベルト、PET検査/2.2ミリシーベルト、歯科用CT/回0.1ミリシーベルト、歯科パノラマ撮影/回0.03ミリシーベルト、胸のエックス線集団検診/回0.05ミリシーベルト、歯科口内法(デンタル)撮影/枚0.01ミリシーベルト、自然放射線の部門では、、ブラジルのガラパリ市の自然放射線/年間10ミリシーベルト、一人当たりの自然放射線世界平均/年間2.4ミリシーベルト(宇宙から0.4ミリシーベルト、大地から0.5ミリシーベルト、大気から1.2ミリシーベルト、食物から0.3ミリシーベルト)、一人当たりの自然放射線日本平均/年間1.5ミリシーベルト、東京ーニューヨーク間/往復0.2ミリシーベルトと記載されています。
注)数字は有効数字などを考慮した概数です。
ここで、100ミリシーベルト以下ではガンの過剰発生がみられないようです。
以上から東京都歯科医師会では、「歯科治療のエックス線撮影は安全です!」と結論付けています。
この文献から診断のために撮影されたレントゲンは、線量的にはあまり問題にしなくてもいいと思われます。でも不必要なレントゲン撮影は、いくら1回あたりの線量が少ないといっても、もちろんアウトですけどね。