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こんにちは。こうすけ歯科医院の古川です。
無くなった自分の歯と同じくらい噛めるインプラントですが、欠点もあります。それは、インプラントには、天然歯には自然に備わっている「歯ぐきの繊維の防御作用がないこと」です。天然歯では、歯と歯ぐきの内部の繊維が歯と密接に絡みついており、これが細菌の体内への侵入をブロックします。でもインプラントには、これがありません。インプラントまわりの歯ぐきは細菌の侵入に弱く、歯周病になりやすいといえます。
次に、天然歯には、噛んだときに衝撃を和らげる「歯根膜」という結合組織の繊維が存在しますが、インプラントにはこれがありません。「歯根膜」があることは、さまざまな方向から生じる力を吸収・分散させ、過剰な力が骨に加わらない役目をしています。また噛んだときにかたさや感触をセンサーのように感知して、噛む力を調整する機能もあります。一方インプラントには、このような機能はないので、ダイレクトに強い衝撃が伝わるとトラブルが起きやすくなります。