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こんにちは。こうすけ歯科医院の古川です。
皆さんは、6歳臼歯という言葉は聞いたことあると思いますが、12歳臼歯という言葉をご存知ですか。12歳臼歯とは、6歳臼歯の後ろに生える大臼歯のことで、その名の通り12歳ごろ生えてきます。
この12歳臼歯は、親知らず(第3大臼歯)同様、むし歯になりやすい歯牙です。
12歳臼歯はなぜむし歯になりやすいかというと、①生えはじめの永久歯はまだ歯の質が弱い、②抜けた乳歯の下から生えてくるわけではないので生えはじめに気づきにくい、③一番奥に生えるので歯ブラシがあたりにくい、④唾液も届きにくいいので歯の再石灰化が起こりにくいなどが挙げられます。
また、12歳ごろは思春期成長が始まる次期で、仕上げ磨きなど親の干渉を拒む子供も増えてきますし、学校や塾、部活などで忙しくなるため、それまで継続していた定期検診が途絶えやすくなります。おやつを好きな時間に食べたり、歯磨きの習慣もおろそかになるなど保護者の管理が届きにくい年齢となるのも原因の一因でしょう。
親御さんがしっかり観察して仕上げ磨きをしっかりできる方は、まだよいのですが、既述のように難しい方は、歯科医院をうまく利用して定期検診でしっかり管理していくようにしましょう。