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こんにちは。こうすけ歯科医院の古川です。
ある雑誌からの報告です。皆さんもご存知かもおしれませんが、COVID-19に関することで、感染に注意しなければならない人として、高齢な方などと共に糖尿病患者さんが挙げられます。本日は正しい情報に基づいて、正しくお伝えできればと思います。
糖尿病とCOVID-19の関係についてまとめてみました。
1. 糖尿病があるとCOVID-19にかかりやすいのか?
中国と米国で調べたデーターによると、COVID-19患者における糖尿病患者の割合は、それぞれの国民全体における糖尿病患者さんの割合と大きく変わらなかったということです。したがって、糖尿病があってもCOVID-19にかかりやすいとは言えません。
2.糖尿病があるとCOVID-19で重症化しやすいか?
米国のCOVID-19患者さんにおいて、重症で入院したCOVID-19患者、さらにICUで呼吸管理が必要になったCOVID-19患者で、糖尿病患者の割合は高くなっていました。またイタリア、中国での報告も同様の傾向が指摘されているようです。したがって、糖尿病があるとCOVID-19で重症化するリスクがあります。
3.重症化しないためには普段の血糖コントロールが大切か?
中国のCOVID-19患者について、血糖コントロール状況ごとの死亡率をみてみると、糖尿病患者でも、血糖コントロールが良好な場合、糖尿病ではない方と死亡率は同等でした。一方、血糖コントロールが不良な場合では、死亡率が高くなっていたそうです。したがって、重症化しないために、普段の血糖コントロールが大切です。
以上、COVID-19に関する3つの報告です。