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こんにちは。こうすけ歯科医院の古川です。
スポーツドリンクは、主に塩分(ナトリウム)、糖質が含まれており、含有量が商品により決まっています。さらに特徴を出すためにビタミン、ミネラル、アミノ酸、クエン酸などが加えられています。
スポーツドリンク中の塩分(ナトリウム)は、汗をかくと水分とともに放出されるナトリウムを補うために含まれています。夏場など汗をかくことが多い時期は、水分だけの補給では体液が薄まってしまうことがあり、それが原因で低ナトリウム血症を引き起こすことがあります。
また、糖質は、エネルギー源となるだけではなく、糖質濃度をコントロールすることで腸管での吸収効率を高めるために加えられています。
スポーツドリンクは。商品により浸透圧が高いものと低いものがあり、汗を多量にかいているときは、糖質が少なく、塩分が多いものが適しているようです。「水で薄めるとよい」と私も聞いたことがありますが、糖質濃度は速やかに体内に吸収されるように考えて作られているため推奨できません。
スポーツドリンクを日常的に過剰摂取すると、肥満やう蝕の問題だけでなく、高血糖症状が続く(ペットボトル症候群)心配もあります。血糖値が上がるとのどが渇き、さらにスポーツドリンクを欲してしまうという悪循環が起こるので注意が必要です。
その他の注意点としては、スポーツドリンク(ビタミンB1を含むもの)の飲みすぎでビタミンB1欠乏症(ビタミンB1は糖質を分解してエネルギーをつくるために必要)を起こすこともあるようです。
以上のことから、スポーツドリンクは、だらだらと習慣化して飲み続けないことが大切です。