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※木曜日午前中は不定期で診療いたします
こんにちは。こうすけ歯科医院の古川です。
「あごが痛くなる」「口が開かなくなる」「口を開けるときに音がする」などは、顎関節症の典型的な症状です。このような症状が起こる理由は、顎関節症のどこに原因があるかによって異なります。
顎関節症は、顎関節そのものに痛みがあると思われていますが、実は4つのタイプに分けられます。
①筋肉痛タイプ
②ねんざタイプ
③クッションのずれタイプ
④骨の変形タイプ
です。
①筋肉痛タイプ
顎関節を動かす周囲の筋肉の痛みが、あごの痛みと感じられたり、口をあけにくくします。この筋肉のどちらか、あるいは両方が緊張して炎症を起こし、張りやコリとなるのが「筋肉痛タイプ」の特徴です。
②ねんざタイプ
関節周囲の軟骨や靱帯、関節包といった組織に無理な力が加わり、関節を構成する組織を痛めてしまうタイプです。
③クッションのずれタイプ
関節円板というクッションの役割を果たす組織が、前の方にずれてしまうのがこのタイプです。ポキポキ(カクッ)音が鳴ったり、円板が引っかかって、あごが開かなくなることがあります。
④骨の変形タイプ
その名のごとく、下顎頭自身が変形してしまうタイプです。口が開けにくかったり、開けるときに痛みがあったり、音がしたりします。「クッションのずれ」タイプを長い間放置して、悪化すると、骨の変形タイプに移行することが多いです。
いずれのタイプにしてもご自分で様子を見るのではなく、症状があればすぐにかかりつけの歯科医院で診てもらうことが、顎関節症を早く治すポイントとなります。