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※木曜日午前中は不定期で診療いたします
こんにちは。こうすけ歯科医院の古川です。
唾液の分泌が減ってお口の中がパサついても我慢をしているひと、おそらく多いのではないでしょうか。
唾液は、お口の健康にとってとても重要なものです。これが不足してしまうと、再石灰化作用(むし歯になりかけた歯を修復してくれる働き)や抗菌作用(むし歯菌や歯周病菌の活動を抑え込む働き)が十分に機能しません。つまり、むし歯、歯周病にもなりやすくなるということです。
まずは、むし歯や歯周病にならないように予防に力を入れている歯科医院をみつけ、定期的なお口の中のチェックとプロフェッショナルクリーニングを受け、むし歯や歯周病の原因である歯垢をきれいに取ってもらいましょう。
それと併行して重要なのが、唾液の分泌を増やす努力です。唾液の分泌が減るのは、唾液腺が障害された場合を除けば、加齢や持病のお薬の影響、口の周りの筋肉の運動不足や水分不足などがあります。お薬の影響として、高血圧の薬、アレルギーを抑える抗ヒスタミン薬、睡眠薬など、様々なお薬が唾液の分泌を抑制します。
他には、水分をこまめに摂ったり、お口のエクササイズをやってみて、唾液の分泌を妨げている要因を減らして、改善していきましょう。
最後に、本当に病気が隠れていることもあります。たとえシェーグレン症候群などの自己免疫疾患、甲状腺機能亢進症などの内分泌疾患、悪性貧血など血液の病気、糖尿病や腎臓病などの代謝異常、唾液を分泌する神経の障害など唾液の分泌不足として現れることがあります。