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こんにちは。こうすけ歯科医院の古川です。
少し前のことですが、有名なアイドル歌手の方が口腔(お口の中)がんになったという話題がネットやワイドショーで流れていましたね。口腔がんになる患者さんの数は、現在どうなっているのでしょうか?
日本の口腔がんの患者さんは、残念ながら増加の一途をたどっています。統計によると、昭和から平成に変わった1989年ごろからどんどん増加し、今では30年前の約3倍になっているそうです。
また、口腔がんは、「男性に多い」「「若者はならない」というイメージがありますが、それは大きな間違いで、若い人も口腔がんに罹患しています。男女比で調べてみると、確かに1980年代頃の男女比は約3:1で男性が多かったのですが、今は女性の患者さんも増えているようです。これは女性の社会進出に伴い、ストレスやお酒、タバコを含め、食生活や生活習慣が変化したのが一因かもしれませんね。年代別では、60代以降の方が多いとはいえ、20代・10代にもみられます。
世界に目を向けると、口腔・咽頭がんで年間40万人以上が亡くなっています。日本は、先進国の中でもここ30年間では飛び抜けてハイペースで死亡者数が増加しています。
そのような状態ですので、皆さんも、お気を付けください。また気になる場合は、一度耳鼻咽喉科や歯科で診てもらいましょう。