休診日
木・日・祝
※木曜日午前中は不定期で診療いたします
こんにちは。こうすけ歯科医院の古川です。
お子さんの前歯が、ある日気づいたら色が暗く変わっていた。こんなことありませんか?
歯は、表面にエナメル質、その中に象牙質、さらにその中に歯の神経があります。象牙質には、象牙細管という微細な穴が無数に開いており、そこから繋がった歯の神経には血液が盛んに行き来しています。
歯を不幸にもぶつけてしまうと、歯の周辺の組織や歯の神経に過度の圧力が加わります。すると「内出血」が起こり、血液成分が象牙細管の中に入り込みます。この入り込んだ色素がエナメル質に透けて見えることで、変色して見えるとされています。
これは私見ですが、歯の変色だけでは、歯髄の感染はないと思われますのでそのまま経過観察を続けていっていいと思いますが、その歯の歯ぐきが腫れた場合やニキビみたいな痕がある場合には、感染が疑われますので治療が必要となるようです。いずれにしても歯科医院での定期検診が大事です。