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こんばんは。こうすけ歯科医院の古川です。
むし歯や歯周病などお口の病気にかかっている人や、お口の清掃ができていない人は、インフルエンザにかかりやすく、重篤になってしまうことがわかっています。
お口の中にはいろいろな細菌が住みついています。細菌は、唾液や、歯と歯ぐきのあいだから染み出る体液を餌に増えます。お口の病気にかかっていたり、清掃が不十分だと、その数は数千億にもなってしまいます。これらの細菌が出す酵素は、上気道の粘膜を覆っている薄い膜を溶かしてしまいます。そうするとインフルエンザウイルスが細胞内に侵入しやすくなり細胞内でウイルスが増殖、感染が広がりやすくなるというわけです。
過剰に増えた細菌は、このようにインフルエンザウイルスの感染を助けます。ですから、日ごろから歯みがきなどでしっかりお口の中を清掃し、歯科医院に通ってお口の健康を守ることが、インフルエンザ予防に大切です。ウイルスを助ける細菌を少なくしておけば、インフルエンザにかかりにくくなるわけです。