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こんばんは。こうすけ歯科医院の古川です。
「フッ素歯面塗布」というむし歯の予防法知っていますか?歯の表面にフッ素を塗って、歯を丈夫にする方法です。歯みがき剤やフッ素洗口液を使ったむし歯予防と一番違うのは、この方法は、歯科医院でないと受けることができません。なぜなら、フッ素歯面塗布に使用するフッ素は濃度が著しく高いからです。
日本の歯みがき剤の中のフッ素は、一番濃くても1500㏙ですが、フッ素歯面塗布で使用するフッ素の量は、なんと9000㏙も入っています。だから歯科医院でしか受けられないのです。
フッ素塗布剤を歯に塗って3~4分間そっとしておくと、歯の表面が硬くなり丈夫になるといわれていますが、この方法は、歯科医院で定期的に受けないと、むし歯の予防効果は下がるようです。少なくとも年に2回、できれば年に3~4回は受けたほうがいいです。
フッ素塗布がどの時期の歯に効果的かというと「生えたての歯」といわれています。生えたての歯は軟らかくてむし歯には弱い。でもそのぶんフッ素を取り込みやすく、表面が硬くなりやすいからです。
乳歯の奥歯が生え始める1歳半から、永久歯が完全に生えそろう15歳くらいまで定期的にフッ素を塗ってもらうのがベストです。
大人の方でも歯の根元の象牙質がむき出しになっていてむし歯をつくっている(根面う蝕)ひとは、象牙質の表面を硬くしてくれるから予防にぴったりです。