佐賀市兵庫町の安心の歯医者「こうすけ歯科医院」のお知らせ・ブログのページです。

　こんばんは。こうすけ歯科医院の古川です。

　上下入れ歯の患者のさんの中には、「歯がないから、むし歯や歯周病にもならないし、入れ歯の調子が悪くなったら歯医者に行こう！」と思っている方もいるかもしれません。でも入れ歯も長く使っていると、義歯やお口の中に徐々に変化が生じ、噛む能力が低下していく可能性があります。そのような機能の低下を未然に防ぐために、定期検診で調整を行うことは必要となります。

　長期経過により生じる変化としては、大きく2つに分けられます。一つ目は、お口の中の変化です。あごの骨は徐々に痩せていき、完成当初はしっかり適合していたものが、徐々に適合が低下していき、外れやすくなったり、食事中に動きやすくなったりしてきます。年齢とともに義歯周囲の筋肉も低下し、ものをかみ砕く力が小さくなり、十分に食事がとれなくなる可能性もあります。その他に義歯周囲に食べ物が溜まりやすくなることも考えられます。唾液の分泌量も年齢とともに減っていき義歯が外れやすくなったり、痛みが生じやすくなったりします。

　次に義歯に生じるものとしては、人工歯が徐々に減っていき、適切な接触が失われていきます。そのため、定期的に調整や修理が必要になるといえます。義歯表面にも細かい傷がついたり、変色したりしていきます。日常的な清掃ももちろん必要ですが、専門的なケアも必要です。

　以上のことが定期検診が必要といえる理由です。

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