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※木曜日午前中は不定期で診療いたします
こんにちは。こうすけ歯科医院の古川です。
歯肉からの出血は、歯科的(?)にどういう意味合いなのかご存知でしょうか?
2017 WORLD WORKSHOPにおけるLangらの報告によると、歯周治療後、骨吸収があり、歯周ポケットがやや深くても、出血がなく、発赤がなく、症状がなければ、臨床的に歯周組織は健康であるといえるとのことです。たとえば5mmの歯周ポケットがあってもプラークコントロールが良好で、継続的に出血が認められなければ、臨床的に組織は安定しており、その時点では問題ないと思えます。もちろん、歯周ポケットは3mm未満で浅いほうがメインテナンスがしやすく、歯周病の再発のリスクも低くなるため、より理想的ですが・・・・。
繰り返しになりますが、継続的に出血を認める部位では歯周炎が進行する可能性があり、逆に出血を認めない部位では歯周炎は進行せず、歯周組織は安定しているということです。