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こんばんは。こうすけ歯科医院の古川です。
近年、早食いが肥満の原因になる可能性が指摘されるようになってきました。早食いで肥満になる機序としては、早食いをすることにより
①総摂取エネルギーが増える
②飽食になる
③インスリン抵抗性が高まる
などです。早食い是正のための食事指導をし、これを正すことで肥満解消に役立ったという報告が出ています。
「一口30回噛んでください」と歯科医師から言われた方もいると思いますが、これを実行するとなると結構、大変であることがわかります(行動すれば、もちろんそれなりの効果は出ると思いますが・・・)。それよりも、一口当たりの量を減らすことから試してみてはいかがでしょうか。
本題に移りますが、内臓脂肪型肥満の人は、歯周病のリスクが高くなることがわかってきました。日本人を対象にした調査では、BMI(体格指数)が20未満の人に比べて、BMIが20~24.9の人では1・7倍、BMIが25~25.9の人では3・4倍、歯周病になりやすいという結果が報告されています。これには糖尿病の病態もかかわっています。肥満状態では脂質代謝や免疫系の異常が生じて、全身の炎症反応が高まり、糖尿病や脂質異常症を発症する可能性が高くなります。そして糖尿病は歯周病を引き起こすのです。