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摂食障害の口腔内への影響

こうすけ歯科医院

摂食障害の口腔内への影響

 こんばんは。こうすけ歯科医院の古川です。

 代表的な摂食障害として、拒食症や過食症が挙げられます。拒食症は、若い女性や思春期に多く、過度の食事制限の結果引き起こされる過大な体重制限が特徴です。食事を制限するタイプと嘔吐などの排出行動をともなうタイプに分類されます。これに対し、過食症は過食と嘔吐が特徴ですが、拒食症と違いやせには至りません。

 嘔吐をともなう摂食障害の人にみられる一般的な症状は、酸う蝕です。口腔内に逆流した胃酸を含む内容物により歯のエナメル質の脱灰が生じます。主に、歯の裏側と咬む面に脱灰を認めます。

 また、繰り返しの嘔吐や過度の食事制限により、唾液分泌が低下すると、唇が乾燥してひび割れたり、口腔内の灼熱感があったり、耳下腺の肥大が起こったりします。

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