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受動喫煙が口腔内に及ぼす影響

こうすけ歯科医院

受動喫煙が口腔内に及ぼす影響

 こんばんは。こうすけ歯科医院の古川です。

 昨今、受動喫煙は身体に悪い影響を及ぼす、といわれていますが、実際、口腔内にどんな影響を及ぼすのでしょうか?

 まず、小児のむし歯との関係はほぼ確実であるといわれています。受動喫煙のある小児は、他の原因による影響以外に、2倍も近くむし歯のリスクが増えることがわかっています。ニコチンがミュータンス菌に作用すると、歯にくっつきやすくなったり、酸を多くつくるようになったり、さらにその酸が薄まらないようにバリアを強めたりすることがわかっています。成人においては歯周病や歯の喪失のリスクを30パーセント高めることもわかってきました。

 また、喫煙者の服や髪の毛についている有害物質や吐く息に含まれる有害物質を吸ってしまう「三次喫煙」にも注意が必要です。日本国内で流行している加熱式タバコは、副流煙がでないことが特徴ですが、喫煙者の体内からニコチンが周囲に放出されているため、三次喫煙に注意しなければなりません。

 このように大切な周りの人の健康への危険を最小限にするためにも、加熱式タバコも含め喫煙しないように助言しましょう。

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