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こんばんは。こうすけ歯科医院の古川です。
唾液は通常1日に約1,0~1.5L分泌され、口腔内において消化作用、粘膜や歯の保護作用、抗菌作用、緩衝作用などさまざまな役割を果たしています。
唾液腺マッサージは、三大唾液腺(耳下腺、顎下腺、舌下腺)への温熱刺激と神経刺激によって唾液の分泌を促すものです。通常は、唾液腺マッサージは何らかの原因で唾液分泌量が減少したり、口腔乾燥を認めた人に対して行い、唾液の分泌を促すことで口腔内環境を良好に保つことを目的としています。
唾液腺マッサージを行ったグループでは、年齢を問わず安静時唾液量の少ない対象者において、唾液量の増加が認められたそうです。さらに、甲状腺がんに対する放射線治療後の口腔乾燥の症状を呈した患者においても耳下腺のマッサージによって機能障害を防ぐことが示唆されています。
このように唾液腺マッサージは即効性があり、有効であると考えられています。