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こんばんは。こうすけ歯科医院の古川です。
一般的に、茶カテキンには、う蝕関連細菌の生育抑制などの効果は認められているようです。しかしながら、緑茶に含まれるフッ化物は、低濃度なので、う蝕予防効果は不明です。
近年では、さまざまな疾患に対する緑茶の効果が注目を集めています。口腔疾患においても同様で、特にう蝕予防について、多くの研究がされてきました。う蝕予防における緑茶の効果成分として考えられているのは、主に茶カテキンを含むポリフェノールとフッ化物です。
茶カテキンで確認できている作用としては、3つの効果があるようです。
1つ目は、10種類の細菌の生育を抑制する効果です。
2つ目は、むし歯の原因菌であるミュータンス菌が歯にくっつくのを阻害する作用です。実際に、3回/日、1週間の緑茶でのうがいを続けていったところ、ミュータンス菌やラクトバチルス菌数が優位に減少したという報告があるようです。
3つ目は、緑茶の摂取が酸の産生を抑制することがいわれています。
フッ化物摂取においては、緑茶のフッ化物納では0.5~2.0ppmでフッ化物洗口に使われる洗口剤と比較して濃度は低いです。ということで、フッ化物による歯の再石灰化やう蝕予防を期待しての緑茶の洗口は効果があるかはまだわかっていません。。