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こんばんは。こうすけ歯科医院の古川です。
子どものむし歯が一番少ない県は「新潟県」ですが、その秘密に迫ってみましょう。
そのひとつは、保育所や幼稚園、学校で実施されている「フッ化物洗口」があります。フッ化物を含んだ溶液で口をゆすぐことをフッ化物洗口といいます。
新潟県のフッ化物洗口の普及率は保育所・幼稚園で約70%、小学校で約84%、中学校で約40%で、今でも新たに実施する施設が増えているそうです。
二つ目は、「学校と歯科医院の綿密な連携」にあります。新潟県では「歯科医院での処置の内容を県行政に集約する仕組み」ができているそうです。診療後、どのような処置を受けたか歯科医院から学校に伝えてもらい、学校からはその情報をネット上の専用システムを用い県に報告してもらいます。集められてデーターは、受診状況や処置内容の把握、予防事業全体の評価に利用されるそうです。
三つ目は、新潟県に「子どもの歯を守る会」という連携のベースがあったためといわれています。会の最大の特徴は、歯科医師や医師などの医療職種だけでなく、教育関係者や行政、保護者といったさまざまな立場の方から構成されていたことです。新聞社などのマスコミの方もいて、フッ化物の情報発信をしていただいたそうです。このような地域のつながりがむし歯を減らす要因となっていることもわかります。