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こんばんは。こうすけ歯科医院の古川です。
皆さんの中で、汚れのたまりにくい前歯の真ん中あたりが最近、広くうっすら白濁してきたという人はいませんか?その方は酸触症を疑ってみてください。
酸触症は、歯の表面のエナメル質が酸によって溶けて色が変わったり、欠けてきたりします。むし歯と違うのは、細菌が関与しておらず、最近、歯周病、むし歯につぐ口の中の第三の病気として認知されてきました。
酸触症といえば、昔は酸性のガスが充満しているメッキ工場やガラス細工工場などで働いている方に発生する職業病でしたが、近年では一般の方に多く見られるようになりました。
その原因は、清涼飲料水、スポーツドリンク、酎ハイやワイン、一部の果汁や酢などの強い飲食物のとりすぎによるものが多いです。また逆流性食道炎、拒食症の嘔吐時など胃酸が原因となるもの。ビタミン剤やアスピリンなど酸性の薬剤によるものがあります。