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こんばんは。こうすけ歯科医院の古川です。
出産直後の母親から、たまに受ける相談で新生児に関して多い問題としては、「先天歯」と「上皮真珠」があげられます。
出生時または生後4週以内に萌出した歯を先天歯といい、発生頻度としては0.1%前後であり、余分な歯牙のこともありますが、多くは本来の乳切歯の早期放出です。先天歯は、下のあごの前歯に出現しやすいため、哺乳時に舌が前後に動くことで舌の裏側に潰瘍ができやすく、哺乳障害を引き起こすことがあります。歯の切縁を少し削合して丸めるなどの対応がとられますが、動揺が激しい場合は抜歯が必要になることもあります。
また乳歯が生える前の歯肉に白色または黄白色の腫瘤が見られることもあり、これを上皮真珠といいます。上皮真珠は、歯胚の発育過程で歯提の一部が吸収されず現れたもので、痛みなどの症状もなく、自然に消失するため、様子をみていけばよいです。