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※木曜日午前中は不定期で診療いたします
こんにちは。こうすけ歯科医院の古川です。
特定の物質に対して、蕁麻疹などのアレルギー反応を起こす患者さんは、他の物質に対しても反応を示すことが多いです。歯科に使う材料や薬品に含まれる物質もアレルギーを引き起こすことがあるので注意が必要です。
アレルギーは、抗原抗体反応が過剰に起こることによって生じます。金属アレルギーもそのひとつと考えられています。今では、歯科治療にアマルガム(水銀)はほぼ使用されなくなりましたが、鋳造冠や義歯のバネ(ニッケル、クロム)、金属の被せ物、冠(金銀パラジューム合金)など、たくさんの金属が治療に使われています。これら金属は異種金属接触によるガルバニック電流の発生や、咬合力などの応力のための疲労、酸やアルカリなど複雑な要因により金属が腐食し、溶出した金属イオンがタンパク質と結合し抗原性を有します。そのような理由により、現在アレルギーが少ないといわれているチタンも他の金属と同様に腐食する可能性は否定できません。
患者さんが、粘膜に異常が出た場合、金属アレルギーが要因となるケースも存在します。その場合は、かかりつけの歯科医師に相談してください。