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こんばんは。こうすけ歯科医院の古川です。
お酢など、よくアルカリ性食品とラベルに表示してあるのを見ませんか?「あれ、お酢は酸性じゃなかったっけ?」と思われる方も多いでしょう。
実はアルカリ性食品と食品自体のPHは一致しないこと、口の中の健康には食品自体のPHの影響が大きいことが挙げられます。
酸性食品・アルカリ性食品というのは体内での栄養素の燃焼を想定し、食品を高温で燃やして生じた灰を溶かした水溶液が酸性であれば、酸性食品、アルカリ性であればアルカリ性食品としています。ちょっと難しくなりますが、食品に含まれる無機陽イオンと無機陰イオンのバランスで判断され、たとえば、無機陽イオンをより多く含む海草やお酢はアルカリ性食品に、無機陰イオンをより多く含む肉類や卵は酸性食品に分類されます。
お口のなかの唾液は、通常、中性(6.8~7.2)領域に保たれており、食品自体のPHはお口のなかのPHに多大な影響を及ぼします。炭酸水や果汁ジュースなど、エナメル質の臨界PHを下回る食品を頻回に摂取すると、細菌由来の酸によらないエナメル質の脱灰(歯の表面が溶けること)が起こり、歯の酸触症の原因となります。