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こんばんは。こうすけ歯科医院の古川です。
「くいしばり」という言葉にどんなイメージをお持ちでしょうか?
日常的にくいしばりをしていると、歯や体の健康を損ねる原因になるので注意が必要です。無意識に歯をくいしばっている(接触させている)と、あごや歯にダメージを与え、痛みが起きてしまうこともあります。上下の歯は、ふだん接触していないのが正常な状態(1~2ミリすいている)です。
くいしばりはTCH(Tooth Contacting Habit)と呼ばれていて、最近は歯科の分野でもかなり問題視されています。眠っているときに起こると思われがちですが、起きているときも知らず知らずのうちに行っていることがあります。たとえばパソコンや運転、料理、編み物や縫い物など、無言で集中しているときなど起こりやすいです。あまりに長時間噛んでいると、歯が浮いたり、ヒビが入ったり、ひどい場合には歯が真っ二つに割れてしまうことさえあります。
無意識にくいしばっていると、筋肉にも影響を与えます。首や肩の筋肉にも負担が生じて肩こりの原因となったり、時には慢性的な腰痛を引き起こしたりすることさえあるようです。
そこで対策ですが、自分がくいしばっていないかときどき意識して、歯を離してリラックスしましょう。就寝中にくいしばっていると思われる方は、ナイトガードというマウスピースの装着が解決方法です。