こんばんは。こうすけ歯科医院の古川です。
今年も早いもので、5日も過ぎてしまいました。何もしないと「あっ」という間に終わりそうですね(笑)
さて摂食障害ですが、原因は何でしょう?
大きく分けて心理的要因、状況的要因、生物学的要因の3つがあります。これらが重なり合って発症に至ります。摂食障害は適切な治療を施せば、治る病気ですが、さまざまな要因が重なり合うと難治化しやすい傾向にあります。早期治療が大切であり、多様な症状に対するチーム治療が求められます。
・摂食障害のリスクファクター
心理的要求
- 体への不満足がある
- 体重調整行動(ダイエットなど)をしている
- 自己評価が低い
- 社会的・対人的不適応や過剰適応がある
- 喪失体験やトラウマをもっている
- 完璧を期す、二分思考、他社優先思考などの性格傾向がある
- 居場所のなさ、孤独感、生きづらさを感じている
状況的要因
- 体重調節を必要とする職業や趣味を持っている(例:モデル、ダンサー、運動選手など)
- ストレスフルな出来事や環境にさらされている
- 急激な環境変化があった
- 家族機能不全
- 達成困難な発達課題があるなど
生物学的要因
- 女性である
- 食事療法を要する慢性疾患がある(例:糖尿病など)
- 遺伝要因
- 併存障害がある(例:双極性障害、抑うつ障害、自閉スペクトラム症、注意欠如・多動症、強迫症、不安症、解離症、統合失調症スペクトラム障害、パーソナリティー障害、心的外傷及びストレス因関連障害、物質関連障害など)など