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こんにちは。こうすけ歯科医院の古川です。
「歯磨剤を使用すると歯が削れるので、使用しない方がいい」と昔は、いわれていました。今はどうでしょう?結論から言うと、歯磨剤に含まれる汚れをとる成分である清掃剤(研磨剤)はエナメル質より軟らかいので、エナメル質を傷つけることはないということです。しかしながら、エナメル質より軟らかい象牙質は、ほんのわずかですが削れてしまうという報告がなされています。でも削れる量がほんの微量であるため、健康な歯を維持することに対しては問題はありません。
じつは国内で市販されている歯磨剤の清掃剤よりも、歯ブラシの硬さや磨き方の方が歯のすり減りに大きく影響することがわかっています。歯へのダメージは、ブラッシング圧>歯ブラシの硬さ>清掃剤の順だそうです。特に小さいヘッドで毛先が硬い歯ブラシほど、歯に大きな力が加わりやすく、歯質を傷つけやすくなります。
もし、口腔内に歯肉退縮などブラッシング圧によるものと思われる意外性を認めた場合には、力が分散して歯に負担がかかりにくい少し大きい目のヘッドのブラシなどを使用した方がいいかもしれませんね。