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睡眠時の歯ぎしり

こうすけ歯科医院

睡眠時の歯ぎしり

こんにちは、こうすけ歯科医院の古川です。

朝起きたときに、家族やパートナーから「歯ぎしり」を指摘されたことはありませんか無意識のうちに行っているため、歯ぎしりを自覚している人は多くありません。
身近なひとに指摘されて初めて自覚したという方のほうが多いかもしれませんね。
今回は、『睡眠時の歯ぎしり』についてチェックしてみましょう。

■歯ぎしりが体に与える負担

睡眠時の歯ぎしり、くいしばりで噛みしめる力は、起きているときの数倍~10倍程度で、240kg~400kg近くあるとも言われています。
その状態が何時間も続けば、歯がすり減ったり、時には亀裂や最悪の場合歯が割れたりしてしまうこともあります。
また、顎や首筋の筋肉や関節にも負担がかかるため、顎関節症や肩こり、頭痛などを引き起こす要因になることもあります。
そのほかに歯周病にも関係していると言われています。

■歯ぎしりの種類

歯ぎしりには種類があります。
睡眠時にキリキリと、歯をこすり合わせて音が鳴るようなものだけでなく、音のない歯ぎしりも存在します。

・歯のこすり合わせ(グラインディング)
一般に歯ぎしりと呼ばれている症状。
強い力で上下の歯をこすり合わせることで、キリキリと音がします。

・歯の噛みしめ(クレンチング)
強い力で歯をくいしばる症状。

・歯を鳴らす(タッピング)
上下の歯をぶつける症状。カチカチとかカチンカチンと音がします。

■歯ぎしりの原因は?

人間は睡眠時、深い眠りと浅い眠りを繰り返しますが、歯ぎしりが起こるのは浅い眠りの時と分かっています。飲酒や喫煙、ストレスなどは眠りを浅くする要因となるため、結果的に歯ぎしりの原因につながります。特にストレスは、大きな要因の一つです。
また、睡眠時無呼吸症候群や逆流性食道炎の方も、眠りが浅くなりやすく、歯ぎしりをしやすい傾向にあります。

■歯ぎしりの治療法

まずは、生活習慣の改善をしましょう。飲酒や喫煙を減らしたり、生活リズムを整えたり、眠りを深くする生活を心がけることが大切です。


歯の摩耗が進み、すぐに歯を保護した方がいい場合もあります。 そういった場合は、マウスピースなどを使作成し、治療を進めていきます。
いずれも、医師の診察を受けて適切な治療を受けることが必要です。

 

歯ぎしりといって軽く考えずに、歯ぎしりが気になる方は、
歯科医院で検診をされてみてはいかがでしょうか?

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