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※木曜日午前中は不定期で診療いたします
こんばんは。こうすけ歯科医院の古川です。
定期健診に歯石を取っていたのに、むし歯が出来ていたなんていう経験はありませんか?
歯石を取っていてもむし歯になってしまうことについてお話しします。
(歯石と虫歯の関係とは?)
・ミュータンス菌
一般的に歯周病は歯垢と歯石が関連することが多く、歯石は唾液中のカルシウムなどが歯の表面に沈着して石灰化したため、石のように硬くなった状態のことを言います。
一方、むし歯は、歯石よりもずっと柔らかいプラークと呼ばれる細菌の塊などが歯に付着して、歯の表面を溶かして表面にに穴があきます。
特に歯と歯の間など歯ブラシなどが届きにくい場所などはプラークが少量でも、長期間付着するとむし歯になってしまいます。
むし歯の原因は歯石ではなく、歯に付いたプラークが原因であることが多いのです。
(それでも歯石を取るわけは?)
定期的にクリーニングしている歯石は、歯の根元の部分(歯と歯茎の境目)に付着します。歯石の表面は、歯に比べて、ざらざらとしているために、歯周病菌などが繁殖する絶好の住みかとなります。
歯石はほとんどの場合、歯と歯茎の境目付近に出来てきます。このため歯周病予防のために歯石取りは大変重要になってくるのです。
(定期健診のメリットとは?)
定期的な健診は歯石を取ること以外にも、
次のようなメリットがあります。
■磨き残しの癖を理解できる
自分のブラッシングの癖や、歯並びなどに適したブラッシングの改善が可能です。
■治療よりも予防を中心に考えるようになる
歯周病やむし歯がなければ、煩雑な治療を行なう必要はありません。そのためどう治すかではなく、どうすればむし歯や歯周病にならないか、といった予防について考えることが出来るようになります。
定期健診を利用して、治療に行くのではなく、予防に行くように切り替えれば、病院での治療の心配をしなくてもすむようになれるはずです。