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6歳までに身につけたい3つの習慣

こうすけ歯科医院

6歳までに身につけたい3つの習慣

 こんばんは。こうすけ歯科医院の古川です。

 乳歯はだいたい生後6ヶ月くらいで萌出を開始し、2歳半くらいで萌出は完了し、乳歯列は生えそろいます。そして6歳ごろ、最初の永久歯が萌出してきます。この頃の習慣は、口腔だけでなく、全身に多くの影響を与えます。

 上下で20本の乳歯は「正しい姿勢、正しく噛む、正しく飲む」ということが守られると、悪い癖がなければ理想的な歯列になります。悪い癖は歯並びに大きな影響を与えます。たとえば指しゃぶりは、上下の歯の間に指を入れるスペースができた歯並びになります。また出っ歯になることもあります。このような不正な歯並びを「歯列不正」と呼びます。また唇を巻き込んだり、爪を咬む癖も歯列不正につながります。

 この頃の「頬杖」、「うつ伏せ寝」なども大きな問題を惹き起こします。頬杖は、歯並びを外力で内側に押し込み、「狭い歯並び」になってしまうばかりでなく、顎の発育まで妨げます。

 噛むこと(咀嚼)は、頬と舌の協調運動です。咀嚼にかかわる筋肉を正常に機能させるためには、まずはじめに「正しい姿勢」で食事をすることが必要です。猫背で食事をすると、下顎が前方にずれてきて、前噛みになります。すなわち奥歯に食品をのせ、頬と舌で咀嚼するという基本が崩れてしまいます。

 次に重要なことは「正しく咬む」ということです。上下の口びるが開いたまま「クチャクチャ」音を立てながら食べている人はいませんか?これは悪習慣による歯列不正、中でも上下の歯がきちんと咬み合っていない子どもに多く見られます。この噛みかたも前噛みになりがちで、前方の歯列が狭くなり、姿勢まで崩れてきます。また鼻が悪い子も、口が開き、歯並びも悪くなります。

「正しい飲み込み方」も重要です。正しい姿勢で、唇を閉じ奥歯で,「もぐもぐ」噛んで、「ゴックン」と飲み込む。正しい飲み込み(嚥下)は舌の力で歯列を、前方、側方に広げることになるのです。乳歯列が完成する3歳までにこの習慣をきちんと指導し、自分の習慣となるように見守ることが重要です。

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