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※木曜日午前中は不定期で診療いたします
こんにちは。こうすけ歯科医院の古川です。
私たちの口は、「栄養分の摂取」と「呼吸器官」としての2つの役割を担いながらその形を変化させてきました。
人類の口腔には天井があり、これを「口蓋」と呼びます。口蓋の上部は鼻腔で呼吸器の一部です。口腔はこの口蓋の出現により摂食行動に特化することができるようになりました。しかしながら口腔で呼吸することもできますよね。口腔を使って呼吸することを「口呼吸」といいます。普段から口呼吸の習慣があるのは問題です。
悪い姿勢は、口呼吸を誘導します。たとえばパソコンで作業する姿勢です。この姿勢は、首が後ろや前に落ちたような姿勢になりやすく、後頭部の筋肉はこわばり、下顎の下方の筋群は緩みます。そして結果的に猫背になります。猫背が定着してしまうと、下顎の位置は前方に少しずつスライドしてしまいます。その結果、「受け口」になってしまう場合があります。「受け口」になると常に開口してしまう場合があり、口呼吸が習慣となってしまうこともあります。口腔の役割を摂食行動に特化させるために、普段から良い姿勢でいることが大事なのです。