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こんばんは。こうすけ歯科医院の古川です。
入れ歯で噛んで食べられると、栄養の摂取の点で有利になるのはもちろんですが、実は総入れ歯など、口蓋をおおう「床」のある種類の入れ歯の場合、飲み込む力が弱くなったときに、飲み込みを補助してくれる役割を期待できます。
飲み込みは本来、舌がグッと口蓋まで上がり、のどに食べ物を送り込むことによりゴックンできるのですが舌に口蓋まで上がる力がなくなると、飲み込みが苦手になってしまいます。そこに入れ歯の厚みが加わると、そのぶん、舌を大きく上げなくても口蓋に舌が付きやすいので、その結果、飲み込みが楽になるというわけです。
若いときには、噛み難い、痛い、しゃべりにくいなど評判が悪い入れ歯ですが、年をとり体力が落ちかけてくると、転倒予防や栄養バランスの改善、そして飲み込みの改善にも大きな助けとなります。
歯を失った方にとって、使い慣れた入れ歯は、老後をそこそこ元気で過ごすためのよいパートナーになるでしょう。