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※木曜日午前中は不定期で診療いたします
こんにちは。こうすけ歯科医院の古川です。
歯が悪いと、噛み切れないものが増えて、つい食べやすいものを選ぶようになってきます。歯ごたえのあるものより、やわらかいものばかり好むようになっていきます。
このような変化は徐々におきるので、ご自分ではなかなか気が付かないものです。知らない間に栄養バランスが崩れ、毎日の積み重ねで体調を崩したり、疲れが取れにくくなり、気力が衰えるなどの影響が出てきます。
それでは、歯が悪いと、どのような栄養素が足りなくなりやすいのでしょうか?自分の歯で食べている人と入れ歯を入れている人との間には、たんぱく質、脂肪、炭水化物の三大栄養素は、ほとんど差がありませんでした。
ところが、食物繊維やビタミンB6、ビタミンCとなると、だいぶん差が出ることがわかりました。入れ歯では野菜や果物が食べづらく、摂取量が少なくなるのかもしれません。
入れ歯が入った方で野菜や果物の摂取量が増えたという報告もあり、入れ歯が入って実際には食べられるようになっているのに、習慣や、苦手だという思い込みによる偏食が続いてしまっているかたも、多いのではないかと思われます。
われわれ歯科医療従事者は、患者さんが老後に歯を残しておいしいものを気兼ねなく食べれるように予防管理の重要性を伝えていき、質のよい入れ歯を提供するとともに、食事指導も大事であると思っています。