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こんにちは。こうすけ歯科医院の古川です。
「よく噛める人はボケにくい」この言葉は皆さんも聞いたことがあるでしょう。でも実際は、どうなんでしょうか?認知症の発症と、歯の本数・入れ歯使用との関係を調べたデータで、①20本以上歯が残っている人、②19本以下の人,③歯がほとんどなく入れ歯を使っている人、④歯がほとんどなく入れ歯を使っていない人に分け、認知症になった割合を調べた研究があります。
結果は、歯が多く残っている人ほど認知症の割合は低くなっています。ここでもうひとつ注目するデータは、歯はほとんどないけれど、入れ歯を使っている人のデータです。自分の歯で食べている人と、それほど大きく変わらりません。自分の歯でよく噛んで食べられるのがいちばんですが、歯を失っても、入れ歯を入れることで、認知症の割合を低く抑えられます。
それではなぜ、よく噛める人はボケにくいのでしょう?それは、噛むことによって、意欲、想像、実行などをつかさどる前頭前野が活発に動きます。噛むことによる脳の活性化は高齢者に特に顕著に見られ、噛むことが認知症予防に役に立っていることは明らかでしょう。