休診日
木・日・祝
※木曜日午前中は不定期で診療いたします
こんばんは。こうすけ歯科医院の古川です。
歯の形と、その動物が何を食べるのか(食性)には密接な関係があります。すなわち歯の形を見ただけで、その動物の食性がある程度判断できます。馬やヤギのような草食動物は、奥歯が臼のような形になっていて草をすりつぶすのに適した形になっています。対照的に、ライオンのような肉食動物の奥歯はとがっていて、引き裂いた肉を口腔内ですりつぶしたりせず丸呑みしていることがわかります。
それではヒトはどうでしょう?ヒトは雑食です。これら草食動物と肉食動物の歯がバランスよく並んでいて、さまざまな食物を引き裂いたり、すりつぶしたり、臨機応変に対応できる歯が揃っています。
人の歯は、永久歯で28本、これに親知らずがある場合、32本です。乳歯は20本です。前歯は、左右に6本。これが上下にあるため、合計12本です。前から3番目の歯は「犬歯」といい、肉食動物では、相手に致命傷を与える為に重要な歯であるため、特に発達しています。
ヒトは、これらの前歯をうまく利用して、食物を適量だけ噛み切ります。
「犬歯」より奥は、すべて臼歯です。臼歯は噛み切って口に入った食物をすりつぶしていく役目があるため、この名前が付いています。