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こんばんは。こうすけ歯科医院の古川です。
われわれは食事の際、適量を前歯で噛み切り、口の中に入れます。
しかしながら前歯だけではうまく適量を口に運ぶことはできません。硬い固形のものはあまり問題ないのかもしれませんが、果物のような水分を含んだ固形は、噛み切ったときに、口から水分をこぼさないための唇の働きが必要です。
食物を噛み切る瞬間、多くの情報が脳に伝達され、これまでの記憶を呼び起こしながら、とっさの判断で噛み切る量などを決めているのです。
唇は、柔らかくておいしそうなら大目の一口、硬くて噛むのが疲れそうなら少なめの一口などという具合に、これから噛むことを想定したり振り分け作業を、人体の最初の扉で行っているのです。