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こんにちは。こうすけ歯科医院の古川です。
歯医者というものは悲しいもので、人の顔を見るとすぐ口元の方に目が移ってしまいます。スポーツ中継などを見ていても、ついアップになった選手の歯並びなどが気になります。そして瞬時に、口の中の状態を見抜いてしまう、特技というか一種の職業病をどの歯科医師も持っていると思います。
さて、もうすぐリオのオリンピックが始まりますが、楽しみですね。外国人アスリートの中には、矯正器具をつけたまま競技に参加している人をみますが、どうしてだかわかりますか?私も最初、それを見たときは、「口元をきれいにしたいんだな」ぐらいしか思わなかったのですが、後で、歯並びを治したほうが、フォームも安定し、ケガも減って、成績も向上することを知って、驚いたことがありました。
それでは、歯並びが悪いと、アスリートのパフォーマンスにどんな影響を与えるのでしょうか?
まず、歯並びが悪いと必要なときに十分噛みしめることができず、重心が安定しないことがわかっています。重心が安定しないと、軸がぶれて体のバランスを補正しようとする力が働きます。そのため、腰、膝、肩など、余計な負担が体にかかり、無理な体勢でパフォーマンスを続けることになり、疲労しやすくなるのです。またしっかり噛めないと、体の筋肉が効率よく働きにくくなります。バランス感覚も悪くなり転倒しやすくもなるでしょう。
将来トップを狙おうと言うアスリートの方は、早めに矯正治療を検討されたらどうでしょうか