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こんばんは。こうすけ歯科医院の古川です。
人は何もしていない時は、上下の歯を接触させていないのが普通です。
テレビを観たり、本を読んだりパソコンに向かい仕事をしているときも、料理をしているときも上下の歯はほとんど噛み合わせていません。もし噛み合わせていたなら要注意。それはTCH(Teeth Contacting Habit/歯牙接触癖)と言われる病的な状態です。TCHのある人の多くが、いわゆる顎関節症や歯ぎしりを発症していきます。
就寝中、歯ぎしりや食いしばりをしている人は、顎関節症にならない場合でも、歯や歯周組織を破壊していることが多く原因不明の歯痛やしみる等の不快感のほとんどは、これが原因だと考えられています。
知覚過敏も歯ぎしりやくいしばりが原因となっていることが最も多いと思われます。TCHは自分の意識である程度はコントロールできますが、残念ながら歯ぎしりや食いしばりを確実に直す方法はありません。しかしそれが原因で引き起こされる歯周組織の破壊は「ナイトガード」を装着することで食い止めることができます。