休診日
木・日・祝
※木曜日午前中は不定期で診療いたします
こんにちは。こうすけ歯科医院の古川です。
歯周病に影響を与える因子は、三つ存在します。一つ目は細菌因子、二つ目は遺伝因子、三つ目は環境因子です。簡単に言うと、歯周病菌、体質、生活習慣の影響が大きいのです。
まず、細菌因子のほうから説明します。歯周病菌がそもそも体の中に存在しなければ、歯周病は発症しません。歯周病菌の種類もたくさんあって、その中でもP.g菌、T.d菌、T.f菌はRedcomplexと呼ばれ特に注意を要します。これにA.a菌を加えた歯周病菌の存在が重要になります。
次に遺伝因子を説明します。細菌の毒素で歯ぐきが攻撃を受けると、白血球が反撃しますよね。この白血球の働きをコントロールしているのが遺伝子なんです。細菌に対する攻撃力の強弱は、遺伝が大いに影響を与えます。
最後に環境因子ですが無意識に親から受け継いでいることが多いです。親が予防のために歯医者に行く習慣がないと子供も「行かないのが当然」と思うし、歯磨きが雑だとそうなりますよね。親がタバコを吸っていると子供もタバコを吸う傾向にあります。「喫煙」は歯周病にとって大敵です。禁煙を心がけましょう。
できればきちんと治療と予防の指導を受け、その後もメインテナンスで定期的にお口の中をきれいな状態に保ちましょう。