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こんばんは。こうすけ歯科医院の古川です。
リラックスしているとき、本来上下の歯は軽く離れています。常に歯を咬み合わせていると、あごも疲れちゃいますし、歯や歯槽骨(歯を支えている骨)への負担も大きいです。力を入れたり緊張した時に一時的にグッと噛むことはあっても、リラックス時には上下の歯は離れていて、唇は閉じている。これが望ましい状態です。
もちろん、人によって力の強さは違うし、シチュエーショも違えば噛む力は当然違ってきます。垂直方向の力か水平方向の力かでも影響は違います。ただ常時噛む力が加わると歯が痛みやすくなります。すると詰め物や被せ物も外れやすくなります。時には歯が折れることもあります。そのうえ、力により歯を支えている歯槽骨も減りますから、その分歯周病も進行しやすくなります。また、顎関節を痛めることもたまにあります。なかなか厄介ですね。
寝ている間は、噛みしめるという行為はコントロールすることは難しいですが、日中の咬みしめなら意識できるので、時々「リラックス、リラックス」と自分に言い聞かせ、上下の歯を離すことに気をつけてみてください。
唇は閉じたまま、歯を離し力を抜いて過ごしましょう。
リラックス、リラックス。