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こんばんは。こうすけ歯科医院の古川です。
歯周病が全身へもたらす影響は、今のところ次の3つの経路をとると考えられています。
これらは相反するものではなく、同時に起こることもありえます。
1)血液から
歯周病の組織から産出された炎症物質は、血液中に入り全身を巡ります。
そして肝臓で急性期反応を起こすことがあります。
その結果、動脈硬化、子宮内炎症にかかわるといわれているCRPや
フィブリノーゲン、結成アミロイドAが産出されます。
2)歯周組織から
歯周病原菌が、直接歯周組織から体内に侵入することもあります。
P.g菌は血中の白血球や動脈硬化の血栓の中に見つかりました。
F.n菌は胎盤の中に発見され、早産や妊娠高血圧人小とp関連しているとの報告があります。
3)腸の壁から
われわれが毎日飲み込んでいるP.g菌が、腸内細菌の菌層を変化させることがわかりました。
その結果、腸の壁の透過性が高まりさまざまな物質が通り抜けやすくなります。
そして、細菌が出す内毒素が腸の壁を通り抜けて血液中に入ることによって全身的炎症となるのです。