休診日
木・日・祝
※木曜日午前中は不定期で診療いたします
こんばんは。こうすけ歯科医院の古川です。
歯周病、動脈硬化共に罹っている人は多いです。
今日はこれについてわかっていることをお話しましょう。
血液中の炎症性物質の数値が高いと動脈硬化が起こりやすくなります。
歯周病の患者さんは全身が軽い炎症状態にありますから、
炎症性物質の数値が少し高くなり、動脈硬化が起こりやすくなると考えられています。
まれに、動脈硬化を起こした血管から歯周病菌がみつかることもありますが、
歯周病菌が動脈硬化の原因になるかどうかまではわかっていません。
動物実験では、歯周病菌を飲み込むと腸内細菌の構成が変わり腸の壁が弱くなり、
全身の臓器に細菌の影響が及ぶということが分かりました。
以上のことから、歯周病が原因で動脈硬化が起こりやすくなるのかもしれませんが、
歯周病を治療したら動脈硬化が減るかどうかはまだはっきりしていないようです。