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※木曜日午前中は不定期で診療いたします
こんにちは。こうすけ歯科医院の古川です。
初めて入れ歯をつくった人の中には、「何でもこれで食べることができる」と考えていらっしゃる方が、おられますが、入れ歯を装着後、「調整」が必ず必要となります。
入れ歯は、被せものや詰め物と違い、最初は違和感がある大きな装置です。ですから、新しく入れ歯が入った直後は、噛んだら痛い、しゃべりにくい、舌やくちびる、頬の内側に入れ歯が触れる感じがする、ばねをかけている歯に締め付け感がある、口の中が狭くなった、食べ物の味が感じにくい、ほっぺたを噛んでしまう、などの症状が起こります(もちろん個人差はありますが・・・)そのような理由で、入れ歯を入れた後の「調整」は、必須で調整を繰り返すことで多くのかたは症状が改善され、慣れていくようです。
義歯の調整は、一度だけでは、痛みや違和感が取れない方も多くいらっしゃいます。かかりつけの歯科医院で、使いやすいようカスタマイズしていきましょう。
また、入れ歯を入れた直後はやわらかい食べ物からゆっくり奥歯で噛むことを心がけ、徐々にかたいものに移っていきましょう。歯ぐきなどお口の中の組織が入れ歯の形に慣れて、それに合わせた動きをしていくようになります。
入れ歯を装着する時間も大事です。最初は、無理をせず短時間入れるだけでいいですが、最後は、できるだけ長い時間お口に装着することをお勧めします。そうすることで、うまく咀嚼や発音ができるようになり、違和感も少なくなっていきます。入れ歯を装着することはお口の機能のリハビリテーションなのです。
入れ歯は、食事のためだけでなく、残っている歯の負担を軽減したり、歯並びの乱れを防止する役目もあるため、日中はできるだけ入れるようにしておきましょう。就寝時は、一般的に外すことをおすすめしますが、食いしばりや歯ぎしり、噛みしめなどがある方は、入れたままの方がよいこともあります。かかりつけの先生の指示に従ってください。でも必ずきちんと入れ歯を洗浄することは、忘れないようにしましょうね。