こんにちは。こうすけ歯科医院の古川です。
本日も歯科雑誌「nico」からの引用です。
ドライマウスとは、お口の中に分泌される唾液が減少した状態のことです。症状としては、「口が乾く感じがする」「お口の中がねばねばする」「お口の中で舌がくっついてしまい話しにくい」「乾きものが食べにくい」「むし歯が増える」「味がしない」「口臭が気になる」などの症状が現れることがあります。
ドライマウスに対しては。次のような予防法がとられます。
- 口呼吸になっていないか:マスク生活が続き、自然と口呼吸になっていませんか?鼻呼吸を意識してお口の乾燥を防ぎましょう
- カフェイン、アルコール、ニコチンなどを摂取し過ぎていないか:これらは利尿作用が高く、脱水を促すために唾液の分泌低下を招き、お口の乾燥を引き起こすことがあります
- 水分を補給する:ヒトは,2~2.5リットル/日の水分を必要とします ダイエットなどで水分、食物の行き過ぎた制限や、食事の摂取量に制限がある場合などに唾液の分泌抑制が生じ、お口の乾燥が起こることがあります
- よく噛んで食事する:咀嚼回数が少ないと唾液腺からの唾液の分泌量が少なくなったり、唾液腺の萎縮、機能低下を引き起こすことがあります やわらかい物ばかり食べていないか食事内容を見直してみましょう
- 口唇のストレッチなどの運動や唾液腺のマッサージをする:舌を突き出す、上にあげる、口の中で舌をぐるっと回す、頬を膨らます、などお口を動かし唾液の分泌を促いましょう
- 味覚刺激で唾液分泌を刺激促す:近年、「うまみ」にも唾液分泌促進効果があり、酸味よりうまみの方が唾液分泌量の増加効果が長く続くと報告されています 昆布を煮出した液で日常的にうがいをしたり、またはそのままよく味わって飲むという予防法も効果的と言われています