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マウステーピングの効能(糖尿病編)

こうすけ歯科医院

マウステーピングの効能(糖尿病編)

 こんにちは。こうすけ歯科医院の古川です。

 以前からたびたび載せている「マウステーピング」の糖尿病における効果を示します。今回は歯科雑誌「NICO」の中で中島先生が書かれた文献から引用させていただきました。

 現在、日本人の糖尿病患者は1100万人、予備軍は、1000万人いるといわれています。糖尿病が進んで重篤になると、網膜症(失明)、神経障害(足の壊死)、腎症(透析)などの合併症のリスクが上がります。糖尿病とは、血糖値を下げるホルモン(インスリン)が十分にはたらかず、血糖値が上がってしまう病気のことを言います。

 そんな怖い糖尿病ですが、就寝中にマウステーピングをすることで、血糖値が下がる方が多いとのことです。「いびきをかく方は2型糖尿病のリスクが高くなる」という論文がハーバード大学から出されています。いびきをかく方は、鼻呼吸ではなく口呼吸しているサインです。口呼吸になると体の中が低酸素状態になり、インスリンの働きが落ち、そのため血糖値が上がりやすくなります。

 睡眠時無呼吸の治療法として「CPAP」と呼ばれ体に空気を送り込み酸素量を増やす機器があります。これを用いるとその後の24時間の血糖値も下がるという報告もあるそうです。マウステーピングの場合は寝ているときの低酸素を改善するので、インスリンがはたらきやすくなり、自然に血糖値が下がっていくようです。

マウステーピングの効能(糖尿病編)

 中島先生の歯科診療所では、糖尿病患者さんにマウステープを使い、HbA1c(糖尿病の指標)を記録しているそうです。マウステープを使用して3カ月ほどで、数値が下がったという事実を載せてありました。かくいう私も毎日マウステーピングしています。おかげで目覚めもよく、快適に起きれています。糖尿病の患者さんは、薬だけに頼るのではなく、このように簡単な方法で血糖値を下げることもあるので、一度試してみてはどうでしょうか。

※資料は、「NICO」8月号、2023からの引用

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