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こんにちは。こうすけ歯科医院の古川です。
嚥下機能(大まかにいうとものを飲みこむ機能です)が低下する原因はいろいろありますが、喉頭挙上に注目すると開口筋のトレーニングが有効とされています。
ものを飲みこむときには、喉頭が挙上します。舌骨(のどぼとけ)から上の筋肉が収縮し挙上するのです。接触嚥下分野で著名な戸原 玄先生が、嚥下をよくするために開口運動を嚥下のトレーニングとする方法を考案されました。その方法を記載したいと思います。
本気で口を大きく開けるのを10秒間継続することを基本として、嚥下障害のある方に1日合計10回行ってもらったところ、改善が認められたということです。ポイントは、「本気で開ける」ということだそうです。早ければ1日2,3回行うだけで、2週間ほどするとむせが減る方もいらっしゃたそうです。またその他に、早く口を開け閉めする、という方法も同様の効果があったそうです。
これからは、われわれ歯科医療従事者も摂食嚥下障害に対して取り組んでいく必要性があるといわれています。