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こんにちは。こうすけ歯科医院の古川です。
歯科雑誌から喫煙に関する文献を引用して載せます。
再診の日本人の喫煙率は男性27.1%、女性7.6%、男女間で16.7%との報告があります。
若干、減少傾向にはありますが、ここ10年、ほぼ横ばいであると筆者は述べていました。
皆さんご存知のように、タバコの中にはニコチン、一酸化炭素、タールが含まれており、三大有害物質とされています。全身疾患においてはニコチンと一酸化炭素が動脈硬化や心臓病などの循環器疾患や慢性閉塞性肺疾患などの呼吸器疾患を、発がん物質を含むタールは、がんを引き起こす可能性がある因子だとされています。この文献によると喫煙によるがん発症リスクは、1.5倍~5.5倍(がんにより違う)であり、われわれが取り扱う分野の口腔・咽頭がんは2.7倍がんになるリスクが高いようです。
また非喫煙者と比べて喫煙者は男性で約1.6倍、女性で約1.5倍がんの発症率は高くなるとのこと。がんのほかにも非喫煙者と比べて喫煙者は2型糖尿病になるリスクは1.4倍、歯周病においては非喫煙者と比べて喫煙者は2~9倍、非喫煙者と比べて喫煙者は約3.2倍、歯を喪失するといわれています。
以上のデータからも、現在おタバコを吸われている方は、一刻も早く禁煙された方がよさそうですね。喫煙はまさに「百害あって一利なし」です。