休診日
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※木曜日午前中は不定期で診療いたします
こんにちは。こうすけ歯科医院の古川です。
以前からむし歯だった歯が痛くなった。ズキズキが止まらない!ご飯も食べられないし、夜も寝られない・・・。でも我慢していたら、ある日痛みがふっと引いた。「よかった、歯医者に行かなくてもすむ」このような経験をお持ちの方はいらっしゃらないですか?
非常に痛みが酷かったのですが、ある時を境に歯の痛みが消失することがあります。
残念ながらこれはむし歯が自然治癒したわけではないのです。むし歯が自然に治ることはありません。痛みが酷かったときは、「神経が死んでいくときの痛み」です。神経や血管からなる歯の神経、歯髄が細菌感染により炎症を起こし、壊死していくときに強い痛みを生じます。歯髄が炎症を起こすので「歯髄炎」と呼ばれます。
歯髄に達した細菌感染は、徐々に歯の根の先に向かって波及していき、それにともない歯髄は徐々に死んでいくのです。そしてやがて、すべての歯髄が死んでしまい、うそのように痛みは消失します。このとき、患者さんは治ったと勘違いされることが多いようです。
このまま放置して置くとどうなるでしょう?その後、炎症は、根の先からあごを支えている骨へ感染が進み、後々もっと激しく痛みが出ることとになります。痛みがなくなったからといって、歯医者に行くのを止めないで、必ずかかりつけの歯科医院で診てもらいましょう。