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こんにちは。こうすけ歯科医院の古川です。
最初にちょっと復習を・・・
AGEは人体を構成しているタンパク質に糖がこびりついて、からだの中に溜まっていくなれの果ての物質、終末糖化産物(最終糖化産物)のことです。
AGEは老化と密接に関係しているということがわかっています。
それではAGEを増やさないようにするためにはどのような点に注意したらいいのでしょうか。老化が関係するとしたら、「どうしようもないじゃない」と考える人もいるかもしれませんね。それはそうですが、次に述べることを実践してAGEができるだけ少なくなるように調理の仕方を考えて、より良く年を取っていくことを考えましょう。
調理の方法ですが、AGEは100℃以上で調理すると、多く発生することがわかっています。また温度が10℃上がるごとに2倍になるとのことです。そうなると、電子レンジで10分以上加熱したり、揚げ物など、食品を高温で長時間調理することも避けたほうがよさそうです。調理方法としておすすめなのは低温料理で、低温スチーミングはおすすめとなります。蒸すなど水を使う調理方法を考えましょう。たとえば、鶏肉の場合は、蒸し鶏、焼き鳥、照り焼き、から揚げの順でAGEの蓄積量は増えていきます。またAGEを多く含む食材としては油・乳製品を大量に使ったもの、糖質を多く含むものがあります。
逆にAGEをおさえる食材はブロッコリーなどに含まれるスルフォラファンがあります。食べる順番も大事です。皆さんご存知のベジファーストでいきましょう。食べる順番は、食物繊維、タンパク質、糖質の順です。
外食時も洋食よりも和定食を。居酒屋でも煮物やおひたし、酢の物、ネバネバ食材などAGEを抑える食材を積極的に取り入れましょう。